2005年 教会学校キャンプ in 安達太良

今年(2005年)、私たちの教会学校では久しぶりに自主主催の キャンプを開催しました。
(去年までは松原湖バイブルキャンプに参加していました。
そこはそこですごく恵まれているのですが、オリジナルの企画も いいかなぁ〜ということで)
場所は、福島県の真ん中、「智恵子抄」で名高い安達太良山の麓にある あだたらバイブルキャンプ場です。(場所は福島県安達郡大玉村)

〜プロローグ〜 さぁ行くぞ!遠いけれども福島へ

しかし川崎からずいぶん遠いところですが、
そこまで行くのには、「自然がきれいだ」という他にも大事な理由があるのです。

実は、去年の冬(2004年2月)、当教会の協力宣教師シグリスト先生の
お嬢さんのマリーさんが急病で亡くなり、このキャンプ場(の中の墓地)に埋葬されたのです。
わずか19歳の生涯でしたが、その短い間にマリーさんは
救い主イエス様を心から信じて、いつも喜びで満ち溢れて、
家族や周りの人々に愛をもって接しました。
特に子供が大好きで、教会の子供たちもまたマリーさんに なついてよく遊んでもらいました。

マリーさんの亡骸は、ご両親(シグリスト先生ご夫妻)のご意向で
西洋式の土葬が可能な、福島県のキリスト教式墓地に葬られました。
私たち教会員も、いつかはマリーさんのお墓に行ってみたいと
思ってましたが、距離的な問題もあり、なかなか難しいものがありました。

ところが、その墓地というのがキャンプ場に併設されている
(同じ敷地にキャンプ場と墓地がある)というらしいので、
「じゃ、お墓に行くついでにキャンプに出かけよう!」
ということになりました。
かくして、大人10人、高校生1人、小学生3人、幼児1人の
合わせて15人で、キャンプ場へと出発しました!
教会学校のキャンプなのに、子供の数がかなり少ないのが 悲しいのですが……(泣) )

一日目 いやも〜ひたすら暑かった!!

8月4日(木)朝、一旦教会に全員集合してから、
荷物運び&途中で買出しをする車組と、それ以外の電車組に分かれて、さぁ出発!

電車組は、田園都市線で渋谷に着いてから、(費用節約を兼ねて)
青春18きっぷを使って、各駅停車をどんどん乗り継いでいきました。
(渋谷→宇都宮→黒磯→郡山→本宮)
最寄駅の本宮駅で、先にキャンプ場に着いた車組+キャンプ場の高橋先生
(後述)の車でキャンプ場へと向かいました。

Motomiya Sta.

しかしまぁ、本当に暑かったなぁ!!
その日は全国的に暑い日だったのですが、キャンプ場周辺(福島県中部)は
内陸部なので余計に暑く(福島市で36℃だったそうで……)、
駅で迎えの車を待つのがつらかったなぁ……
キャンプ場(海抜450メートルくらい)なら少しは涼しかろうと思ったのですが
そんなことは一切無く、ひたすら暑い2泊3日になっていくのでした。

何がともあれ、キャンプ場に到着!
田んぼだらけの風景が、手前1kmくらいから急に森と牧草地に変わり、
傾斜もきつくなって「車で登れるのかな?」という感じの細い急坂の先に
あだたらバイブルキャンプ場がありました。
いまから二十数年前、アメリカ人の宣教師夫妻がキャンプ場と墓地を設営して
長年管理されてきたのを、5年前に現在の高橋先生に引き継いだ、とのことです。
この5月に、アメリカから青年が十数人やってきて(先の宣教師の関係者)、
材料を全部自分持ちですっかりリフォームしてくれた、とのことで
ずいぶんとこざっぱりとした印象でした。

荷物を部屋に片付けてから、チャペルで開会礼拝とオリエンテーションを持ち、
その後、マリーさんのお墓まで出かけました。
安達太良山を望み、森と牧草地に囲まれた、明るく美しい墓地の中に、
マリーさんのお墓がありました。
「女性らしい、きれいな色の墓石があってよかった」
と、墓地の管理もされている高橋先生がおっしゃってました。
(下の3番目の写真の、一番手前の墓石)
そのお墓をみんなで囲んで、墓前礼拝を開きました。
賛美歌を歌った後、マリーさんを愛し、天国へ入れてくださったイエス様に、
それぞれが思い思いに祈りをささげました。

晩御飯を済ませた後、チャペルでキャンプ最初の集会です。
メッセンジャーは……この文章を書いている、この私(汗)。
内容は有名な「サマリア人の女」のところですが、
「今日もめちゃくちゃ暑かったけど、聖書の舞台の中東はもっと暑いんだろうなぁ……」
ということが頭にひっかかったので、それをマクラにしながら
「暑い日中に一人で水汲みに来た女と、彼女に自ら声をかけたイエス様」
「イエス様と語らう内に、本当の救いに気づき、心から喜びに満たされる女」
ということを話したのですが、うまく伝わったでしょうか?

集会が終わって、いよいよ消灯となったのですが、まだまだまだまだ暑い!
これではとても寝られん、ということで食堂から扇風機を借りてきて
つけっぱなしにして、大人はやっと寝付いたのでした。
ミヤマクワガワをさっそく捕まえて、狂喜乱舞する子供たちを尻目に……

2日目以降の話は、こちらからどうぞ。 教会学校のページに戻る
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