今年(2005年)の教会学校キャンプの続きです。(1日目はこちらから)
キャンプ二日目の朝、起床時間は6時でしたが、一部の子供(とそれに付き合った大人)は
1時間前から起きてクワガタムシを取りにいきました。元気だねぇ〜……
日が昇るにつれて、森で鳴くセミもヒグラシ→アブラゼミ→ミンミンゼミと選手交代し
多少は涼しかった気温もどんどんと上がっていきます。
今日も暑いんだろうなぁ……
朝ごはんを済ませた後、2回目の集会を開きました。
今回は、これまた有名な取税人ザアカイの話です。
お金と権力とを求めて取税人になったけれども、心が満たされず友達もいなかったザアカイが
イエス様と出会うことによって、心がすっかり入れ替わって喜びに満たされる、というお話でした。
集会が終わってから晩ご飯までは自由時間になってますが
とにもかくにも暑い!ので
「涼しいところ、例えば沢遊びできるところとかないかなぁ〜」
と高橋先生に相談したところ、車で20分ほど行ったところにある遠藤ヶ滝というところに
連れて行ってもらいました。
駐車場から遊歩道に入ってすぐに、急な沢がどうどうと流れています。
さっそく森の中の遊歩道を歩いていきましたが、その行程のまぁきついこと、きついこと……
何せ、人ひとり分くらい、さらには家1軒くらいの大きさの岩が
沢沿いにゴロゴロ転がっているものだから
(中には木1本が根っこから崩れて、沢に落ちかけているのもあった!)
遊歩道も急なアップダウンやら危ない岩場やらで大変でした。
いやはや、むきだしの自然ってこんなにすごいんですなぁ……
そんな苦労の末(といっても30分くらいですが)ついに滝に到着しました。
森の外の暑さが嘘のように、滝の辺りだけがひんやりとしていました。
思わず沢に素足で入ってみたり、滝壺までよってみたりして、しばしの休憩です。
そこからもう少しだけ岩場を登って、滝の上側にまわってから
別のルートで森を降りていきました。
行きとはうって変わってゆるやかな歩きやすい道で
心の余裕も出てきたのか、森の様子や動植物にも目が行きます。
沢沿いの道もそうでしたが、キャンプ場周辺以上に森が深く
自然のいぶきというものを一層強く感じました。
これだけのものを創造した神さまってすごいんだなぁ、と思いつつ……
行ってみて大正解の沢登りでした。
沢から帰り、晩ご飯が終わって、日が沈むころに、
最後の集会兼キャンプファイアーを開きました。
まだ明るいうちに、キャンプで歌った歌をもう一回、一通り歌いました。
薪に点火した後、その火を眺めながら、最後のお話に聞き入ります。
イエス様が天国に帰られたすぐ後のペンテコステの話を聞きながら、
教会に集って、みんなで神様からいただいた喜びを分かち合う大切さを改めて学びました。
お話がおわったら、皆さんお待ちかね(?)の花火です。
みんなで思う存分燃やして遊んだあと、最後に打ち上げ花火を10連発打ち上げてました。
やっぱり楽しいのねぇ、花火って!
楽しかったキャンプもあっと言う間に最終日になりました。
山に登ると普段より少し早起きになるのか、起床時間(6時)より少し前に目覚めました。
せっかくなので、キャンプ場の回りを散歩してみました。
建物から少しだけ離れたところに、もう小さな栗の実がなっているのを見つけて
デジカメに撮って、ふと見上げてみると、ちょうど朝日が山影から姿を現したところでした。
こんな見事な朝日は久しぶりだったのと、あまりのタイミングの良さに
我ながらかなりビックリしてしまいました。
6時までにはみんなすっかり起きて、朝ご飯の準備です。
紹介がすっかり遅れましたが、今回のキャンプは何人かの婦人方が
キッチンワーカーとして献身的に奉仕して下さいました。
(このキャンプ場は格安料金で借りられる代わりに、食事は全部自炊しなければならないのです。
キッチンの設備は整っていましたが、奉仕者がいないと苦しいところでした)
感謝、感謝!
昨日までの2日間に学んだことを思い出した後、みんなでタイムカプセルを埋めに行きました。
ちょうど、この子母口教会ができて今年で50年になるので、その記念に
「10年後の自分はどうなっているんだろう?」というテーマで
みんなに絵や文章を書いてもらいました。
(キャンプに参加できなかった子にも、出発前に書いてもらいました)
キャンプ場の許可をもらって、敷地の片隅に埋めに行きました。
今から10年後、今回参加した子供たちが大人になった頃に掘り出す予定です。
そのころには、みんなはどんな風に成長しているのでしょうか?
どんな気持ちで、自分の書いたものを見るのでしょうか? 今から楽しみです。
建物に戻ってから、みんなでキャンプ場を大掃除して、
すっかりきれいにしてから閉会礼拝を開きました。
その後、キャンプファイアーをした芝生で記念撮影をしました。
短かったけど、本当に楽しい、そして喜びに満ちたキャンプでした。
それから、キャンプ場の高橋先生の応援も借りて本宮駅まで降りて、
往路と同じく電車組と車組に分かれて帰りました。
トラブルもほとんどなく、全員無事に川崎に帰り着きました。
大自然から大都会へとだんだん変わっていくのが面白かったです。
(といっても半分寝てましたが)